国指定名勝三溪園(横浜市中区)では、10月3日から7日までの期間、秋の恒例行事観月会が開催されます。ライトアップされた古建築を背景に、月夜とともに音楽や舞踊を楽しめる特別な催しです。
期間中は21時まで庭園散策が可能となり、重要文化財「臨春閣」を舞台に、筝・尺八アンサンブルや雅楽、日本舞踊、サックスとピアノ、薩摩琵琶といった多彩な演奏が日替わりで披露されます。特に七々扇流日本舞踊は2018年以来の出演で、横浜発祥の流派による深いつながりが感じられる舞台となります。
また、10月5日には特別企画として真砂茶寮による月夜のお食事会が行われます。通常非公開の横浜市指定有形文化財「鶴翔閣」で、ミシュラン2つ星を5年連続獲得した真砂茶寮による懐石料理を味わえる貴重な機会です。50名限定の先着制で、一般販売のほか、ふるさと納税返礼品としての申込みも可能です。
中秋の名月に合わせて開催される三溪園の観月会は、自然と文化が調和する横浜ならではの秋の風物詩です。満月と伝統芸能、そして名園の風情が織りなす非日常のひとときをぜひ体験してください。