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星野リゾート「OMO7横浜」が開業決定!旧市庁舎を活用した新ランドマークホテル

OMO7横浜

星野リゾートは、関内駅前に新たなホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」を開業します。オープンは4月21日で、旧横浜市庁舎跡地を活用した再開発エリア「BASEGATE横浜関内」に誕生。村野藤吾氏設計による旧市庁舎行政棟をレガシーホテルとして再生し、横浜の新たなランドマークとして注目を集めています。

ホテルのコンセプトは「気分上々、ハマイズム」。開港以来、異文化が交わりながら独自の発展を遂げてきた横浜の歴史と精神を現代的に再解釈し、「新旧が融合する横浜らしさ」を体感できる空間を目指しています。街歩きや中華街散策、海沿いの散歩など、滞在そのものが横浜を感じられるようデザインされています。

旧横浜市庁舎は1959年に竣工し、60年以上にわたり市民に親しまれてきました。今年、戦後建築として初めて「横浜市認定歴史的建造物」に認定。特徴的な大階段や照明デザインなど、村野藤吾氏の建築美を残しながら現代的な空間に生まれ変わります。

1階には地域の交流拠点となる「OMOベース」を設け、旧市会棟本会議場の円形照明をモチーフにした特注照明を配置。さらに、彫刻家・辻晉堂氏による「泰山タイルレリーフ 海・波・船」を保存し、アートと建築が融合した空間が広がります。

やぐらスイートやぐらスイート

客室は全276室。赤・青・緑の3色を基調に、旧市庁舎内の意匠を随所に反映しています。最大6名が宿泊できる「やぐらスイート」や、仲間と語らえる「かたりばルーム」など、多彩なタイプを用意。旅の目的に合わせた滞在を楽しめます。

飲食エリアも充実。OMOブランド初の「OMOベーカリー」では、焼き立てパンのほか、横浜の食文化にちなんだ特製カレーパン5種を販売。夜はパンとお酒を楽しむ「パン飲み」も提案します。また、「OMOダイニング」では、ナポリタンやドリア、オマール海老の麻婆ポットパイなど、横浜らしい洋食と中華を組み合わせたメニューを提供します。

旧市庁舎の歴史とデザインを継承しながら、現代の横浜らしさを再構築する「OMO7横浜」。街の記憶と未来をつなぐ、関内の新たな宿泊拠点として注目されます。