4月10日~22日に横浜赤レンガ倉庫1号館2階でドールハウスの魅力を伝える美術展が開催されます。
「ドールハウス」は、生活空間を縮小したミニチュアサイズの美術工芸品。一般的には、12分の1スケールが基準となっており、16世紀にドイツの侯爵が愛娘のために作ったのが始まりといわれています。子供の情操教育の一環として貴族の間で広まったドールハウスは、18世紀の産業革命によって大量生産が可能になると、あっという間に世界へと普及。その時代の生活様式を伝えつつ、長い歴史を経て世界中で愛されるようになりました。
日本でも知られるようになったのは1970年代頃。1997年には日本初の全国組織である「日本ドールハウス協会」が発足し、現在は国内外7支部の拠点でドールハウスの普及と交流、講師認定と育成が進められています。
今回は「ドールハウス」の歴史と今を伝えるため、近代化産業遺産にも認定された「横浜赤レンガ倉庫」を舞台に、“灯り” をテーマにしたドールハウス作品を展示。世界2大コレクションを有する箱根ドールハウス美術館のアンティーク作品から現在活躍する総勢37名による日本人作家の新作や代表作まで、多種多様な作品が横浜に集結します。
観覧料は大人(高校生以上)1,200円、小中学生は500円、未就学児は無料となっています。